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印刷と製本

ページ物印刷物には製本という加工が必要です。
ここでは製本の種類や本製本の作業手順などについて説明してます。
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印刷と製本(3)

本製本の作業手順

 印刷所で仕上がった製本前の印刷物を刷本(すりほん)と呼びます。刷本は全判か半裁の原紙に刷られてきますが、製本業者は検品した後、1冊分の刷本を1枚ずつ抜きとって一部抜きを作ります。これは付き物の入る場所などの製本順序を発注者にチェックしてもらい、誤りのないようにするためのものでです。
 書籍の厚みのことを束(つか)といいますが、本と同質の白紙で、書籍のページ数に合わせて、ユーザーの注文どおりの装丁をしたものを「束見本」といいます。これを基準にして、外函やブック・ジャケットの寸法が割り出されます。
 刷本が全紙に刷られている場合には、八つ折(16ページ分)にするために断裁されますが、これを「断ち割り」と呼びます。断裁の準備として紙を断裁機にかけやすいようにそろえる作業を突きそろえと称しています。この作業はすべて突きそろえ機という機械で自動的に行います。断裁が終わった刷本は紙折機にかけて八つ折にされます。特殊サイズや、巻き折りと呼ばれる全紙を三つにする折り方では、手折りするためにきわめて能率が悪くなります。折りの終わった刷本を「折り丁」といいます。
 つぎに折り丁にとびら、口絵などの別丁を貼り込みます。表紙と本文とを結合する紙を見返しといい、これを最初と、最後の折り丁につける見返しごしらえが行われます。その方法には、貼り見返し、巻き見返し、継ぎ見返しの3種類があります。これまでの工程を下ごしらえと呼んでいます。
 下ごしらえが終わると、同じページの折り丁を100部ずつまとめてゆく作業があり、これを目合わせといい、つぎの丁合の準備と、員数の検査を目的としています。目合わせが終われば、100部ずつ重ねられた折り丁をならべて、一つずつ順にとって一冊分にまとめる作業があります。これを丁合と呼び、人手で行う手丁合と、機械で行なう機械丁合とがあります。折り丁の 背には、丁の製本順を示す背丁と背標と呼ぶマークがつけられており、もし丁合がまちがって、折り丁が脱けた落丁や、余分の丁が入った取り込み、順序が違った乱丁が生じた場合には、一目でわかるようになっています。
 丁合が終わって一冊分がまとまると、糸とじが行われます。糸とじにも手とじと機械とじがあり、カタン糸でかがりとじされます。中身をとじおわれば、背の部分を強くしめて落ちつかせる「ならし」という作業を行ない、背を接着剤で固めて仕上げ裁ちを行ないます。辞典などで小口のかどを断裁して丸みをつけたものを角(かど)丸といいます。
 書籍によっては、断裁した三方、または天に装飾のため染付を行ないます。これを小口装飾といいます。金箔をつける金つけ、赤などに着色する色染め、会計帳簿にあるような赤や青の大理石模様をつけるマーブルなどの種類があります。また六法全書などでは、見出しのため小口に切りこみを作りますが、これを爪かけと呼びます。
 これらの工程を終了すると、丸背の書籍の場合には、丸味出し機で丸味をつけ、バッキング機にかけて背に耳を作ります。この工程を終わると、ふたたび強圧をかけて、背に接着剤をぬり、寒冷紗や紙をはりあわせ、花ぎれをつけて背固めをし、十分乾燥させて中身ができあがります。
 表紙は裏・表のシンになる紙を裁断しておき、背の部分だけを裏打ちした表装材料でシンをくるんで貼り合わせて作ります。表紙の寸法は中身よりチリの分だけ大きく作られる。表紙にはあらかじめ文字や図柄を金箔押し、色押し、空押しなどの工程で型押しをしておきます。こうして表紙ができあがったならば、これを中身と結合させる「くるみ」と呼ばれる作業を行ないます。つぎに見返しと表紙を貼りつけるノリ入れを行なって、乾燥すれば本製本ができあがります。
 表装材料としては、高級な皮革類、特殊な布地などの高価なものと、クロス、表装用紙などの一般的なものまで各種あり、書籍の内容、定価、装丁のデザインに応じて選ばれます。簡便なものとして紙をビニール加工した紙クロスも用いられます。

製 本 の 種 類
用     例
本製本
厚表紙
角 背
 角背つきつけ  あまり厚くない単行本
 角山みぞつき
丸 背
 タイトバック  単行本、とくに厚いものはすべて丸背
 フレキシブルバック
 フォローバック
薄表紙
 無双表紙  手軽な(安価な)単行本
 みぞきり表紙
 たれ革表紙  聖書など
仮製本
くるみ
 おかしわ  雑誌・文庫
 おかしわ継表紙  写真雑誌
 くるみ口ノリ  パンフレット
 がんだれ  カタログ
切りつけ
 中とじ  週刊誌
 足ばり  教科書
 筋つけ  教科書
中 間
 南 京  教科書・雑誌の合本
 フランス表紙  文芸本

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