e-名刺工房

完全原稿について

良い印刷物を作るには発注者の考えが正確に伝わらなければなりません。
そのための知っておかなければならない事柄を説明しています。
デザイン一覧

e-名刺工房トップページ > 印刷を知る(1) > 完全原稿(1) > 完全原稿(2)
 
  

■印刷を知る1 2 3 4 ■紙の種類1 2 3 4 ■紙の適性1 2  ■紙の規格1 2 ■インキを知る1 2 ■印刷の故障1 2 ■版式1 2 ■印刷方式を選ぶ ■完全原稿1 2 ■校正1 2 ■印刷物の加工 ■印刷と製本1 2 3 4 ■印刷物の紙器と加工1 2

 

完全原稿(2)

完全に整理された文字原稿

 完全原稿と一口にいっても、文字を主とする書籍などの場合と、グラフィックなポスターなどの場合とは相当の差がありますが、そのおもな条件について述べたいと思います。
 同一のレイアウトと版づらをもつページ物の場合には、一般に割付用紙と呼ばれるレイアウト用の用紙が用いられる。すなわち、各ページの版づら、柱、ノンブル、活字の大きさ、字詰、行間は全部共通ですから、原稿用紙の字数をこの割付用紙によって割当ててゆけば良いのです。ただし、さし絵、写真、表、見出し、カットなどは、あらかじめこの割付用紙の上に寸法、位置を正確に指定し、原稿と合符号をつけておきます。本文の原稿はよく整理し、字数を正確に計算して、割付用紙によって収容されるスペースを確かめて、これを明示して印刷所に回します。
 文字ばかりで、図版の少ないものは、各ページの組み方さえ指定しておけば、図版の挿入されるページと、その寸法と入る場所を指示しただけで、印刷所にまかせせても適当に組版してもらえます。
 端物の場合は、行の寸法と、活字の大きさのみを指示して発注する場合が 多く、できるだけ、版づら、行間、字詰などを正確に指定したほうが良いでしょう。伝票や申込書のような事務用のけい表物は、その寸法を正確に原寸でレイアウトした原稿を作るべきで、正確な割付をして注文しないと、思うとおりのものができないものです。

レイアウトの複雑な原稿

 ポスターやカタログなどのグラフィックなものは、とくにイメージが重んじられるので、絶対に完全原稿を作るべくであって、不完全な原稿を渡しては、とうてい思いどおりの印刷物を作ることはできません。
 完全原稿を作成するにはつぎのような点に注意する必要があります。

a. 原稿はかならず原寸で作ること。ラフを作成するのであれば、フリー・ハンドでマーカーやポスター・カラーなどを用いて、適当な大きさに縮小して作っても良いのですが、印刷原稿はかならず原寸で作らないと間違いのもととなり、発注者としても勘違いを起こすことがあるので、正確な寸法を作るべきです。

b. 原稿自体の文字と、指定の文字とは別の色とし、普通指定は赤鉛筆か、赤のサインペンではっきりと書きいれ、たとえ同一指定でわかりきっていても、原稿が何枚にもわたるときは、それぞれ指定をしておきます。

c. 寸法はすべて正確に、ベタの位置などは三角定規と製図器具を用いて細い線で書き込み、文字の位置も、活字、フォントの指定にしたがって割り出した寸法にによって、正しいスペースと位置を指定します。

d. オフセット用の台紙を作る場合には、製本を考慮して、刷版の面付にしたがって引かなくてはなりません。たとえば、1ページを右、4ページを左というように付合わせますが、台紙に引きなおすためのレイアウトを指示した原稿であれば、左がわ偶数ページ、右がわ奇数ページ(左開きの場合)として作るほうがわかりやすいです。

e. 線画原稿は、すべて版下として校正を行い、文字は校正して全部訂正を終わり、写真原稿も修正したものをチャックして、すべての指定を書きこみ、合符号を打ち、十分点検して、全部がそろった段階において始めて完全原稿というべきであって、何と何は後送するというような原稿の出し方はよくありません。とくに急ぐ場合でも、製版は普通全部の原稿がそろわなければとりかからないので、一部の先渡しは間違いのもとになるばかりで無意味です。ただし凸版印刷では線画や写真の原稿は先に渡して清刷を作らせます。また刷版としてまとめられる部分を一部分ずつ業者に渡すことは可能です。

f. 刷り色の指定は、墨、セピア(茶)などのごくありふれた色、プロセス・インキのなまの色、あるいはそれを網伏せして淡色にしたもの以外の特色は、かならず印刷インキによるメーカーの色見本の小片を貼りつけて指定するべきで、「ピンク」「うす緑」などというあいまいな色名による指定は絶対にさけるべきです。色見本を貼りつけ、その番号を原稿の色指定箇所に書きこめば正しい指定ができます。特色を用いないで、掛け合わせで色を出させる場合は、プロセス・カラー・チャートを参考として各色のパーセンテージを指定すべきで、参考としてインキの色見本をつける方法では、その色と同じ色を得ることはほとんど望めません。
  

TOPへ

e-名刺工房/Make Design House

複数人の名刺作成 | 今使っている名刺の作成 | データ入稿について | キャンセル返品について | ロゴ・写 真の配置 | 地図の作成