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印刷を知る。

印刷の定義や歴史などを中心に分かりやすく説明しています。

 
  
■印刷を知る1 2 3 4 ■紙の種類1 2 3 4 ■紙の適性1 2  ■紙の規格1 2 ■インキを知る1 2 ■印刷の故障1 2 ■版式1 2 ■印刷方式を選ぶ ■完全原稿1 2 ■校正1 2 ■印刷物の加工 ■印刷と製本1 2 3 4 ■印刷物の紙器と加工1 2
 

印刷を知る(2)

印刷のはじまり

 人間は意思伝達の手段として文字を発明しましたが、文化がしだいに進んでくるにしたがって、文字をコミュニケーションの手段として、より効果的に利用するために文書の複製術の要求が生じてきました。ことに宗教的な意義から教典や聖書などを普及させるのに、文書を大量に複製する必要に迫られて、人類の文化史上に文書複製術として印刷技術が登場したものと思われます。
 現存する印刷物としては、我が国の法隆寺に残っている「百万塔陀羅尼経」がもっとも古いものとされています。これは木版刷りと推定され、紀元770年 ごろの印刷である。東洋には、このほか世界最古の活字も発見されており、印刷の実用化に関しては少なくとも西洋に数百年先駆していたようです。しかし、印刷技術の発明は、一般 にドイツのグーテンベルグによるものとされています。これはグーテンベルグが1440年ごろに印刷機械を発明し、はじめて金属鋳造活字による印刷を実用化したからです。
 印刷は、たんなる複製術であるばかりでなく、大量かつ高速な複製術でなければなりません。この条件があってこそ、印刷術がルネッサンスの原動力ともなり、マス・コミュニケーションの最大のメディア(媒体)ともなり得たのです。この条件をみたすことができたのは、印刷機械の発明であって、それ以前の手工的な一枚一枚を手刷りする方法は現代的意義における印刷術とはいいがたい。この観点からすれば印刷技術の発明者としてグーテンベルグをあげ、15世紀から印刷技術が実用化されたと考えるのは、きわめて妥当であるでしょう。
 現在では現役で動いている機械は少なくなってきましたが「てきん」といわれる手刷りに近い手動の活版印刷機があります。名刺印刷やハガキなどの作成ではその独特な趣のある仕上がりがおしゃれであるということで一部の人たちには根強い人気があります。デジタル化のすすむ印刷界のなかにあってはそれに逆行するかのようですが、その仕上がりが逆に新鮮に感じられるようです。

印刷の正しい意味

 印刷を「文字や図柄の、大量かつ高速の複製術」と定義すると、印刷にはつぎの五要素がなければならなりません。すなわち、原稿、版、インキ、印刷機械、被印刷物です。この五要素によって印刷の定義をもう少し詳しく言いかえると 、「印刷とは、原稿の文字や図柄を、版を作って、印刷機械を用い、インキを被複製物に転移することによって複製する技術である」ということになります。  つづく→

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