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印刷方式を決める

文字もの印刷とカラー印刷では当然印刷方式も違ってきます。
よりよい印刷物を作るため印刷効果と経済性を考えて印刷方式を選びましょう。
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印刷方式を選ぶ

文字原稿の場合

 名刺カード、はがきなどの印刷物は、印刷部数が少なく、組版、校正が容易で、デザイン的効果 もあまり必要としない場合、これまではほとんど活字組の凸 版が利用されてきました。しかし、近年はコンピュータと連動した小型でオフィスでも使用可能なインクリボン方式のデジタル印刷機やオンデマンド方式の印刷が急速に普及してきました。多色でも対応可能で、ほとんどの処理をパソコンで済ませることができることから、短納期で作業ができ、いまの主流となっています。 名刺カードで、きわめてぜい沢なものを作るにはオフセットカラー印刷、彫刻凹版を用いることがあり、会社のマークの空押しや、盛上げ印刷などが利用されることもあります。
 封筒、伝票、便箋、原稿紙なども、元来凸版印刷が圧倒的でしたが、大量になるとオフセット印刷によるほうが経済的です。ことにすでにできている製品から、写真で複写してすぐ製版できる便宜があり、この場合には製版代からみてもオフセットのほうが経済的です。オフセットによる伝票類などの印刷物はインキのりがうすいため力のとぼしい印刷物になるのはまぬがれません。また連続伝票(フォーム印刷)、裏カーボンの伝票(カーボン印刷)は、それぞれ特殊な印刷設備がなければ印刷できません。

ページ物

 かつてはページ物の印刷はだいたい活版でした。ことに原稿が校正刷りで大幅に訂正される可能性がある場合は、活版が適しています。原稿と校正刷りとは視認度が違うため、モト原稿で発見されない箇所が、校正で直したくなる場合が多く、わが国では習慣的に校正による相当大幅な変更が認められています。完全原稿として入稿される場合はほとんどありません。ことに、単行本では1行以上の挿入や削除があると、何10ページにもまたがって行を送らなくてはなりません。したがって、ページ物の印刷には、組版の変更の容易な活版を用いるのが常識でり、大部分が凸版印刷にたよっていたのです。
 しかし、近年になり印刷技術の向上やコンピュータの進展で活版は衰退し、ページ物を活版でつくることは少なくなってきました。いまでは、オフセット印刷でページ物を刷ることが一般的です。
 書籍の場合には、写植やコンピュータ文字(フォント)がデザイン的に可読性がやや低いことと、オフセット印刷のインキ層が薄いための力強さのないことも、ながいあいだ活版にウェイトがおかれてきた理由です。このことを裏付けるように、このコンピュータの時代になっても、活版のもつ趣のある仕上がりと力強さを求めて、詩集本などではいまもよく利用されています。

新聞

 新聞の印刷は、活字の違い、組版法の特殊性から、従来新聞印刷専門の業者でなければ印刷できなかった分野です。最近の新聞は高速で大量の印刷が可能な「新聞オフセット輪転機」で印刷をするようになり、大新聞社で使用しているような機械はかなりの巨大印刷システムです。この新聞オフセット輪転機の能力はすさまじく、なんと1時間に10万枚近い印刷が可能となっています。

カラー物

 カラー写真を印刷するには、多色オフセット、原色版(凸版)、カラー・グラビアの3つの方法がありますが、今日では大部分が多色オフセットです。
 ユーザーが、カタログ、ポスター、パンフレット、ダイレクトメール、フォルダーなどを作る場合にはカラー写真を挿入することがほとんどです。印刷効果だけからいえば原色版が最上ですが、コストが高くつくので商業ベースにのった用途にはむきません。
 カラー・グラビアは、輪転印刷による高速印刷が可能ですから、週刊誌の表紙の口絵、広告などにさかんに利用されていますが、少部数の印刷には利用できません。
 多色オフセットは4色〜6色がありますが、色数を増やしても、かならずしも良質の印刷物が得られるとは限りません。カレンダーとかポスターとか、とくべつ印刷効果を重んじた高級なカタログには、5色、6色を使用することによって、それなりのすぐれた印刷物が得られますが、ただ金をかければ良いものができるわけではありませんから、必要に応じてのみ色数をふやすべきです。

特殊な印刷物

 美術絵画の複製は、日本画の場合や、デッサンなどはコロタイプ、グラビアのほうが向いています。油絵の複製は原色版が一般的です。ただしカラー・グラビア、あるいは、多色オフセットも用いられます。真物に近づけるためにレリーフ印刷などが行われています。
 紙幣、証券、印紙などの金券類は、偽造防止の意味から高級な印刷方式を採用し、彫刻凹版印刷、多層平版、グラビアなどを用いていますが、一部ではこれを併用して印刷し、ことに紙幣は色数も10数色以上を用いています。

 ユーザーは、つねにあらゆる印刷物に感心をもち、その印刷効果を研究し、経済性をしらべ、自分が発注する際に必要な知識を豊富にもつべきです。そうして、実際に印刷物を作った場合の印刷効果をたしかめて、経験をつみ、つぎにはより良い印刷物が作れるよう努力すべきでしょう。
  

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