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印刷の版式

良心的な製版・印刷が行われてはじめて効果 の高い印刷物が得られます。
よって、どうしたら良い印刷物ができるかを常に研究しておきましょう。
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版式(1)

印刷物の印刷効果について

 印刷・製版の善し悪しとは、いいかえればできあがった印刷物の印刷効果の良否ということになります。印刷効果は、製版・印刷を原稿の複写技術と定義した見地からみれば、原稿にたいする印刷物の再現性の良否ということにほかならりません。すなわち、画線がどれほど正しく原稿どおりに再生されたか、写真などの階調をもつ原稿がどれほど直線的に再現されたか、原稿の色彩がいかに忠実に複製されたか、の3点の良い悪いにかかわっています。
 しかしながら、文書の組版や印刷においても、タイポグラフィはまったく新しい視覚的デザインの創作と見るべきで、たんなる複製術と見ることは正しくありません。したがって印刷効果を決定するものは、複製術としての再現性というような単純なものではありません。
 また写真、線画の複製の場合であっても、製版・印刷の技術においては、版とインキという媒体を介在させているため、たんなる写真印画のような単純な複製でなく、極端にいえば、原稿をもとに創作されたものといえます。網版などは、ミクロ的にみれば、連続階調をバラバラにして視覚的に組み立てたものであり、4色刷りも、科学的に構成された視覚のトリックで原稿と同じように色彩を感じさせるに過ぎません。インキの色を変えたり、マスキングのパーセントを変えたりすると、まったく原稿と異質の印刷物を作ることができるのをみても理解されるでしょう。
 したがって、印刷効果という問題は、原稿にたいする複製としての忠実性ということの反面、どれほど造形的に、可読性、注目度、耐光性というような実用価値をふくめて、ユーザーの印刷目的にこたえ得る印刷ができるかということが最大の問題です。ユーザーも印刷業者も、軽々しく「原稿どおり」ということを口にしますが、印刷の効果を尊重するならば、原稿どおりということの意味は深いものです。モト原稿から、印刷原稿への過程において、印刷物としての価値を生じる印刷効果が計算されていなければなりません。
 「原稿どおり」の印刷が、高い印刷効果をあげるためには、その印刷原稿をユーザーが、十分に印刷目的を生かした割付、レイアウト、指定をすることができ、さらに、正しい印刷方式の選定と用紙の選択が行われることが必要です。また、製版・印刷の技術者は、指定された条件の範囲内において、現代の印刷技術において可能な最善の印刷ができるように、誠実に管理・進行をしなくてはなりません。
 印刷原稿の指定が適切であり、それに対応した良心的な製版・印刷が行われて、はじめて印刷効果の高い印刷物が得られるので、この両者が相またなれけば名刺一つでもロクなものができません。まして、ポスター、カタログといった視覚的な効果を大切にし、その成否が商品販売の帰趨に大きく影響するような印刷物にあっては、どうしたら印刷効果の高い印刷物ができるかを真剣に研究する必要があります。
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