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印刷を知る。

印刷とはどのようなものか、名刺印刷からカタログ、ポスターまで現在最も一般 的な印刷方式となっているオフセット印刷を中心に印刷全般について解説します。

 
  
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難解とされる「印刷」を、わかりやすく解説します。


印刷を知る(1)
参考文献:印刷ガイド 関善造著 誠文堂新光社 

 紙の使用量は一国の文化の高さを示すバロメーターであるといわれています。紙の大部分が印刷用紙として消費されることを考えると、印刷の利用の度合いこそ文化の程度を表すものといえます。
今日の日本は、戦後文化国家を目標としてきただけあって、膨大な量の印刷物が街にあふれています。出版物は本屋の店頭にうず高く積まれ、週刊誌はおしげもなく読み捨てられていき、ポスター、カタログ、ダイレクトメール、折込みチラシなどは、広告宣伝のコミュニケーションの担い手として、ますます美しく装いをこらして、われわれの元に殺到してきます。
 わたしたちは、 幼稚園に入る前から絵本によって印刷物に親しみ、棺桶に入っても死亡通知や会葬礼状などで印刷物の厄介になっています。文化生活においては、朝、目がさめて朝刊を読むことに始まり、そこに折り込まれるチラシをみて、昼間のビジネス場面ではパンフレットやビジネス名刺を用い、夜はカレンダーを見て眠りにつくまで、一日として印刷物に接しないではいられない。このもろもろの印刷物をつくるのは、編集者やデザイナーとかの専門家ばかりではありません。会社において、宣伝、庶務を担当するものから、教育機関、研究所、あるいは町の一商店主に至るまで、印刷物の発注者になる場合がいくらでもあります。
 これほど多くの人たちが直接、間接に印刷に関連しているにもかかわらず、印刷技術や印刷産業にたいする関心は以外なほど低いものです。印刷は印刷屋にまかせてと考えている人が多く編集やデザインなど、もっとも印刷の効果を大切にし、研究しなければならないはずの分野の人たちの中にさえ、印刷について思ったより無知な人が少なくありません。もちろん、「生兵法は大けがのもと」といわれているように、半可通の知識も考えものですが、もっと美しく、もっと効果的に、しかも経済的な印刷物がつくれたであろうと、おしまれるような印刷物に接する場合がしばしばあります。
 これまでは印刷にたいする知識が普及しにくい原因がいくつかありました。印刷は総合的な科学技術によって完成されるものであって、化学、光学、色彩学、機械工学、電子工学その他のきわめて広い技術にわたっており、しかも日新月歩、つぎつぎと新しい技術が登場してきています。したがって最新の印刷技術について書かれている書物が、ごく一部を除いてほとんどない現状であり、印刷技術者のための図書では、ユーザーには直接必要ないことが多く、また予備知識がないと難解でもあります。
 また、印刷関係者にきいても、それぞれ専門分野のことしかよくわからない人が多く、ことに印刷業界が比較的前近代的で、習慣的な用語や術語が多く、専門外の者にはわかりにくく閉ざされた世界の感があります。こうした理由が印刷を勉強しようという人たちをはばんでいるように思われます。  つづく→

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